2009年3月22日日曜日

木村邸

今日の天気は雨ですね。
Okadaya さんで2回目の「ーUAやんばるLIVE - 上映会 」がありました。
ご協力ありがとうございました。

帰りに事務局へ行くと、三津の古民家木村邸でボランティアをされているスタッフさんと、偶然お会いする事ができお話ができました。

木村邸とは、愛媛県松山市の三津という地域にある築120年以上になる古民家です。
木村邸を知ってもらいたい思いや、古民家という昔からある建物の良さを伝えるため、
月2回第二、第四土曜日に開放し、ボランティアスタッフにより、たくさんの方々に木村邸を紹介しているようです。
お茶なども飲めるらしく、たくさんの方々が空間を楽しめるような工夫もされています。
建物は使わないとあっという間にと傷みます。
使う事によって家が少しづつ活き活きしてきているように感じられるそうです。

ただ、長年の風雨により屋根の傷みが進み、放っておくと維持が難しい状態になってきています。



今年の1月18日に屋根を修復するためのチャリティーイベントも開催されました。

たくさんの寄付金が集められ、どうにか今一番危ないところ(蔵とお風呂の屋根)については雨漏りがしない程度には修復、修繕の見込みがたちそうそうです。
母屋の屋根についても左官さんと相談して進んでいるようですが、古民家ですから昔ながらの技術を持った職人さんが減ってきている事や、材料を調達する事がだんだんが難しくなっているらしく、修復のめどが立つには、もうすこし時間がかかるそうだと聞きました。

こういった問題は、大切なことだと思います。
古民家というのは、職人さんが手入れをしながらずっと住んでいられるように技術を凝らして造っているものです。
今のじゅうたくは30年が寿命、ドラム缶1個の接着剤を使用し科学物質がたくさんです。壊した後は産業廃棄物になるのです。
それに比べ古民家は木と土と紙(和紙)と石でできていて自然なもので造られ、立て替える際などに壊した部分でさえ自然に帰っていく。釘と接着剤をつかわない昔からの古建築は解体してそれをまた立て替える(移築)することもできる。
三津にあるお寺(福園寺さん)は、約100年まえに萱町というところから移築されてきたお寺だそうです。
物を大切にする、ごみを出さないなんてとってもエコな建物
残していきたいモノです。

伝えていくことの大切さ、残していくものをみんなで考えて行動していきたいですね。
(高岡)

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