2012年5月24日木曜日

「私たちに必要なのは、明るさ、温もり、便利さ、そして希望だ」



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田中優の“持続する志”

優さんメルマガ 第129号
2012.5.24発行
http://archive.mag2.com/0000251633/index.html

※このメルマガは転送転載、大歓迎です。

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◇■ 田中優より ■◇
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「私たちに必要なのは、明るさ、温もり、便利さ、そして希望だ」

 私たちが往々にして間違うのは「電気が必要だ」という勘違いだ。私たちは
直接電気を必要としない。必要なのは、「明るさ、温もり、便利さ」なのだ。

 そう考えると別な解決策のあることに気づく。

 明るさならわずかの電気で点くLEDランプがあり、その発電はわずかな
太陽光で足りる。温もりなら電気でなくていい。断熱して薪やペレットの暖房
を使うなら、ほとんど全く電気は要らない。便利さなら、省エネ製品を使えば
従来の半分程度の電気で足りる。もし安全性なら原子力を使うより、自然エネ
ルギーの方が安全だ。エネルギーセキュリティーでも国内で自然エネルギーを
伸ばした方が、輸入資源に頼るよりずっといい。

 そもそも電気エネルギーは高級なエネルギーだ。
熱として使うなら、わざわざ熱の3割を電気に変えてから熱に戻すような無駄は
しない方がいい。電気は電気でなければ使えない、照明や動力にだけ使うべきだ。
それらも日本の省エネ製品が、世界一の省エネを実現しているのだから、そちら
を使った方がいい。するとごくわずかの電気があれば足りることになる。

 デンマークではいったん「オール電化」の方向に進んだものの、効率が悪い
ことに気づいて方針を戻している。日本では、一度進めた方向を変更できない国
であることが最大の問題だ。
 合理的に考えればどちらがトクになるかわかるはずだ。

 日産のリーフという電気自動車のホームページには、家庭にリーフのバッテリー
をつないで、自宅で作った太陽光発電の電気で自給する仕組みを載せている。

 そうなる未来は目の前まで来ている。省エネ製品に変えた後の電力消費は今の
半分程度になる。それを賄う太陽光発電の広さは、八畳間ひとつ分程度だ。
 しかも高かった太陽光発電も価格が急低下し、今や電力会社からの電気より
安く供給できるものも実現している(日経ビジネス「太陽光発電1kwh当たり19円
の衝撃」電力会社の24円/kwhより安い)。これによってDMMは条件が合えば、
8万円先に払えば11年間の発電量の8割を譲れば、その後は自分のものになる
仕組みも実現している。

 事業所で2割を占める照明も、ヤマダ電機は省エネ照明器具のレンタルで、
初期投資不要で損金処理できる仕組みを実現している。その先に来るのが高い
電力会社から独立して、電気を自給していく未来だ。

 そのとき条件が有利になるのが地方だ。地域に森林資源があり、光があり、
水も風もふんだんにある地域こそが豊かな場になる。雇用者数も、ドイツでは
自然エネルギー利用で12倍増え、オーストリアでは木材バイオマス利用で15倍
増やした実績がある。これまでの中央集権でなければできないと考えてきた
ことが誤りだった。

 地域でエネルギー自給していく仕組みとして、世界では「スマートグリッド
(賢い送電線網)」が進められている。それに必要な自然エネルギー、省エネ
製品、電気自動車、高性能バッテリー、IT技術ともに、日本が最先端だ。
 オバマ大統領は「日本製品ばかりじゃないか!」と怒り出したほどだ。
そのスマートグリッドに、世界で最大投資額が注がれている。日本はそちらに
進むべきではないか。

 私たちが必要としているのは電気ではない。
「明るさ、温もり、便利さ」に加えて将来の希望や安定した暮らしを望むなら、
私たちの進むべき方向は原子力ではない。

 今ここから新たな希望に向かって、新たな歩みを始める時期に差しかかって
いるのだと思う。

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この記事は2012.5.20に愛媛で開催された「ライブアースまつやま」へ向けての
田中優メッセージを転載したものです。



2012年5月9日水曜日

飲食ブースの“メニューPR”をご紹介

今日はライヴ・アースの楽しみ方をひとつ紹介します。

ライヴ・アースまつやまではイベントを通じて、
環境について考えるきっかけづくりを提供したいと考えています。
そのひとつが、各飲食店に掲示されている“メニューPR”。

食は生活の中でもっとも身近で、来場者の多くが一度は飲食店を利用することから、
飲食店の方に、お店で提供しているメニューのPRを必ずお願いしています。

主材料の産地表示(地産地消・・・輸送エネルギーの削減、地域への経済効果)、
生産方法の表示(有機農法、フェアトレード等)などなど。
「地球や人に優しい食品についての紹介」「環境保全につながるお店の取り組み」というように
テーマを決めてお店の方に自由に書いてもらっているのです。

こちらのお写真はその一例。
ライブ・アースにいらしたら、ぜひお店に掲示されているPRにも注目してみてください!



2012年5月2日水曜日

来場駐車場のご案内

会場はリフレッシュパークです。
道の駅 風早里(ふわり)より上ります。愛媛県松山市北条大浦
入り口には警備員を配置しております。
誘導に従ってご入場ください。

駐車場には限りがあります。
お誘い合わせの上、相乗りにて御来場いただきますようお願い致します。

イベント会場へは国道196号線のみになります。
渋滞が予想されます。お時間に余裕を持ってお出かけ下さい。

駐車場
第1駐車場(イベント会場横に隣接)600台
1台1日500円




第2駐車場(北条コスタ駐車場)700台
無料駐車場です。会場まで徒歩30分

第2駐車場MAP



最寄り駅
JR大浦駅まで(JR予讃線
JR松山駅より 30分  JR今治駅より 40分

バス風早里行き(土日祝日のみ運行)
松山市駅より 40分
お車での場合(イベント当日は渋滞が予想されます。お時間に余裕を持ってご来場下さい。)

JR松山駅より25分 松山観光港より20分 松山空港より40分
松山ICより40分 今治ICより30分